「緑のボタンがいい」「赤がいい」論争の答え
「CTAボタンの色を変えたら売上が上がる」
「でも、緑がいいのか赤がいいのか、情報が錯綜している」
「色を変えてみたけど、効果がなかった」
こんな状況に悩んでいませんか。
CTAボタンの最適化は、多くのマーケターが関心を持つテーマです。
しかし、「何色が最強か」という問いの立て方自体が間違っています。
問題は「色の選択」ではなく「目立つかどうか」にある
結論から言います。
ボタンの色は「何色がいいか」ではなく「周囲と対比して目立つか」が重要です。
緑のサイトに緑のボタンを置いても、目立ちません。
赤がいいか緑がいいかは、サイトのデザイン次第で変わるのです。
CTAボタンに関する研究結果
色よりも対比が重要
ボタンの色そのものより、周囲の色との対比(コントラスト)が重要だという研究があります。
背景が白なら濃い色。
背景が暗いなら明るい色。
色の種類より、目立つかどうかがクリック率に影響します。
サイズは「見つけやすさ」に影響
ボタンが小さすぎると、見つけられません。
大きすぎると、押しにくく感じることもあります。
適切なサイズは、デバイスとコンテキストによって異なります。
スマートフォンでは、指で押しやすいサイズ(最低44×44ピクセル)が推奨されます。
文言が最も影響が大きい
多くのテストで、色やサイズより「文言」の変更が最も大きな効果を生んでいます。
「送信」より「無料で試す」。
「購入」より「30日間リスクなしで始める」。
何をするかだけでなく、何を得られるかを示す文言が効果的です。
CTAボタンの3要素
要素1:視認性(見つけやすさ)
ボタンがページ内で見つけやすいかどうか。
ポイント
- 周囲と対比する色を使う
- 十分なサイズを確保する
- 余白で囲んで目立たせる
- 視線の流れの中に配置する
見つけられなければ、クリックはされません。
要素2:明確性(何が起きるかわかる)
ボタンを押すと何が起きるかが明確かどうか。
ポイント
- 曖昧な言葉を避ける(「こちら」「詳細」)
- 次のアクションを具体的に示す
- 期待を設定する(何が手に入るか)
不明確なボタンは、押す前に躊躇させます。
要素3:魅力(押したくなる)
ボタンを押すことで得られる価値が魅力的かどうか。
ポイント
- ベネフィットを含める
- リスクを軽減する言葉を添える
- 行動を促す言葉を使う
魅力的でなければ、見つけても押されません。
よくある誤解
❌ 「赤いボタンが最強」
赤いボタンが効果的なサイトもあれば、逆効果のサイトもあります。
サイト全体のデザインとの対比で決まります。
❌ 「とにかく大きくすればいい」
大きすぎるボタンは、逆に信頼性を損なうことがあります。
「押し売り感」が出てしまうのです。
❌ 「『送信』『購入』で十分」
機能を説明する言葉より、価値を伝える言葉の方が効果的です。
「送信」は何を得られるかを伝えていません。
設計視点で考える
⭕ 3要素をバランスよく設計する
視認性、明確性、魅力。
この3つのバランスが取れたCTAボタンを設計します。
文言の改善例
機能的な文言 → 価値を伝える文言
❌「送信」→ ⭕「無料で診断結果を受け取る」
❌「購入」→ ⭕「今すぐ始める」
❌「登録」→ ⭕「無料アカウントを作成」
❌「ダウンロード」→ ⭕「今すぐ無料で手に入れる」
リスク軽減の言葉を添える
ボタンの近くに、リスクを軽減する言葉を配置します。
「クレジットカード不要」
「いつでも解約可能」
「30日間返金保証」
これらの言葉が、クリックへの心理的障壁を下げます。
具体例で考える
個人コーチの場合
❌「お問い合わせ」(何が起きるかわからない)
⭕「無料相談を予約する」(明確)
さらに「30分であなたの課題を診断します」と添えると、価値が伝わります。
中小企業の場合
❌「資料請求」(一般的すぎる)
⭕「成功事例集を無料でダウンロード」(具体的で魅力的)
さらに「メールアドレスだけで請求できます」と添えると、ハードルが下がります。
オンラインコースの場合
❌「購入する」(リスクを感じる)
⭕「30日間リスクなしで始める」(リスク軽減)
さらに「満足できなければ全額返金」と添えると、安心感が増します。
ABテストで検証する
CTAボタンの最適解は、テストで見つけます。
色、サイズ、文言を変えて、クリック率を比較します。
「赤がいいか緑がいいか」は、あなたのサイトでテストしなければわかりません。
複数箇所への配置
CTAボタンは、ページ内の複数箇所に配置します。
ファーストビュー、中盤、最後。
読者によって決断のタイミングは異なります。
決断した瞬間にすぐ行動できるよう、適切な間隔で配置します。
全体像を知ることが第一歩
この記事では、CTAボタンの色・サイズ・文言についてお伝えしました。
しかし、CTAは購入プロセスの一要素にすぎません。
フォーム設計、決済ページ、全体の動線。
これらをどう設計すべきか。
「購入完了までの障壁を取り除く」コースでは、この全体像を詳しく解説しています。
CTAボタンのクリック率が低い。
そんな状況を変えるための第一歩として、ぜひご活用ください。
