同じ内容なのに、なぜ反応が違うのか
「良い内容を書いているはずなのに、反応がない」
「他の人と同じようなことを書いているのに、自分だけ伸びない」
こんな経験はありませんか。
同じテーマ、同じ切り口でも、見られる投稿と見られない投稿があります。
この違いは、運ではありません。
構造的な理由があります。
問題は「内容の質」ではなく「最初の3秒」にある
結論から言います。
投稿が見られない原因は、内容の質ではありません。
「最初の3秒」で興味を引けていないからです。
どんなに良い内容でも、最初の3秒で離脱されれば、読まれません。
見られる投稿は、この「3秒」を意図的に設計しています。
なぜ「最初の3秒」が全てを決めるのか
ここには、SNSのアルゴリズムと人間心理の構造的な問題があります。
アルゴリズムは「離脱率」を見ている
SNSのアルゴリズムは、投稿を多くの人に見せるかどうかを、初期の反応で判断します。
最初に見た人が、すぐに離脱した場合。
アルゴリズムは「この投稿は面白くない」と判断し、表示を減らします。
逆に、最初の数秒で離脱されない場合。
「この投稿は面白い」と判断され、より多くの人に表示されます。
つまり、最初の3秒が、その後のリーチ全体を決めているのです。
人間の脳は「処理すべきか」を瞬時に判断する
人間の脳は、情報を見た瞬間に「これは処理する価値があるか」を判断します。
この判断は、意識的ではなく、ほぼ自動的に行われます。
興味を引く要素がなければ、脳は「スルーしてよい」と判断します。
スクロールする指は止まらず、あなたの投稿は流れていきます。
フックがないと存在しないのと同じ
最初に興味を引く要素を「フック」と呼びます。
フックがない投稿は、どんなに良い内容でも、読まれません。
存在しないのと同じです。
「良い内容を書けば読まれる」という考えは、残念ながら幻想です。
よくある誤解
❌ 「内容が良ければ自然に広がる」
SNS上には、1日に何億もの投稿が流れています。
その中で「良い内容」だけで目立つことは、ほぼ不可能です。
良い内容は前提であり、それだけでは不十分なのです。
❌ 「アルゴリズムに嫌われている」
アルゴリズムは公平です。
「嫌われている」のではなく、最初の3秒で離脱されているだけです。
フックを改善すれば、アルゴリズムの評価も変わります。
❌ 「フォロワーが少ないから見られない」
確かにフォロワー数は影響しますが、それだけではありません。
フォロワーが少なくても、最初の3秒が強ければ、リーチは広がります。
アルゴリズムは、フォロワー数より反応率を重視しています。
設計視点で考える
⭕ 「フック」と「構成」を意図的に設計する
見られる投稿には、共通する設計があります。
フックの3つの要素
1. 意外性
予想を裏切る情報は、脳を刺激します。
「〇〇は逆効果だった」「〇〇しない方がいい理由」
常識と逆のことを言うと、思わず止まって読んでしまいます。
2. 具体性
抽象的な言葉より、具体的な言葉の方が興味を引きます。
「収益が上がった」より「月100万円達成した」
「多くの人」より「87%の人」
具体的な数字や事例が、フックを強くします。
3. 自分ごと化
「これは自分のことだ」と思わせると、読み進めます。
「〇〇で悩んでいる人へ」「〇〇したことがある人だけ見て」
ターゲットを明示することで、該当する人の注意を引けます。
構成の基本パターン
フック → 本題 → 結論
最初の1〜2行でフックを入れ、興味を引く。
その後で本題に入り、最後に結論を述べる。
本題から始めると、フックがないまま離脱されます。
具体例:同じ内容、違うフック
見られない投稿
「価格設定で大切なことをお伝えします。価格は価値を反映させることが重要です...」
→ フックがないため、最初の1行で離脱される
見られる投稿
「値下げは絶対にするな。価格を下げて売れた商品は、結局あなたを苦しめる。その理由を説明します...」
→ 意外性のあるフックで、続きが気になる
内容は同じでも、フックがあるかないかで、反応は大きく変わります。
具体例で考える
個人コーチの場合
❌「コーチングで大切なことをお話しします」
⭕「相談されるほど、実は信頼を失っている話」
後者は意外性があり、続きを読みたくなります。
中小企業の場合
❌「弊社の品質管理についてご紹介します」
⭕「クレームが3分の1になった、たった1つの改善」
具体的な数字と、1つという限定が興味を引きます。
オンラインコースの場合
❌「副業で稼ぐ方法を教えます」
⭕「副業を始めて半年間、1円も稼げなかった理由」
失敗談は意外性があり、同じ悩みを持つ人の注意を引きます。
全体像を知ることが第一歩
この記事では、見られる投稿と見られない投稿の違いを、「フック」という視点からお伝えしました。
しかし、これは「認知獲得設計」という大きな枠組みの一部にすぎません。
どんなフックが効果的か、どんな構成が最後まで読まれるか。
認知を獲得し、関係を深める発信の全体像。
コース「オーディエンスを築く」では、この設計方法を詳しく解説しています。
投稿しても反応がない。
そんな状況を変えるための第一歩として、ぜひご活用ください。
