アクセス数は増えたのに、なぜ問い合わせが来ないのか
「SEO対策をして、アクセス数は増えた」
「広告を出して、サイトへの流入は確保できている」
なのに、問い合わせが増えない。
そんな状況に悩んでいるなら、あなたは決して一人ではありません。
多くの事業者が、同じ壁にぶつかっています。
そして、その原因を「集客が足りない」と考え、さらに広告費を増やしてしまう。
しかし、本当の問題は別のところにあります。
問題は「集客」ではなく「設計」にある
結論から言います。
アクセスがあるのに問い合わせが来ない原因は、集客ではありません。
Webサイトの「設計」に問題があるのです。
どれだけ多くの人を集めても、サイトが行動を促す設計になっていなければ、訪問者は何もせずに去っていきます。
これは、穴の空いたバケツに水を注いでいるようなものです。
なぜ「見られている」のに「行動されない」のか
ここには、人間の意思決定に関する構造的な問題があります。
5秒で判断される現実
研究によれば、訪問者はWebサイトを見て最初の5秒で「読むかどうか」を判断します。
この5秒間で「自分に関係がある」と思わせなければ、どんなに素晴らしい内容も読まれません。
多くのサイトは、この5秒間を無駄にしています。
会社概要や挨拶から始まり、「自分に関係がある」と思わせる前に離脱されているのです。
流し読みが前提
Webサイトを訪れる人のほとんどは、ページをじっくり読みません。
彼らは高速道路の看板を見るように、興味のある言葉だけを拾い読みしています。
つまり、論理的に文章を積み上げても、その論理は読まれないのです。
見出しと強調された言葉だけで、価値が伝わる設計が必要です。
直感で決まる行動
心理学者ダニエル・カーネマンの研究によれば、人の意思決定の90%以上は「システム1」と呼ばれる直感的な思考で行われます。
論理的に比較検討しているように見えても、実際は直感で決めた後に理由を後付けしているのです。
この構造を理解せずに設計されたサイトは、論理に訴えかけて直感を無視しています。
結果として、「なんとなく違う」と感じた訪問者が離脱していきます。
よくある誤解
❌ 「もっとアクセスを増やせば問い合わせも増える」
アクセス数と問い合わせ数は、必ずしも比例しません。
コンバージョン率が1%のサイトに1,000人集めても、問い合わせは10件です。
同じ1,000人でも、コンバージョン率を3%に改善すれば、問い合わせは30件になります。
アクセスを増やす前に、離脱を減らす方が効率的な場合が多いのです。
❌ 「デザインを良くすれば改善する」
見た目の美しさと、行動を促す力は別物です。
デザインが素晴らしくても、「何をすればいいか」が明確でなければ、訪問者は動きません。
美しいけれど成果が出ないサイトは、実は多いのです。
❌ 「情報を充実させれば信頼される」
情報が多すぎると、かえって離脱を招きます。
人間の脳は、情報量が増えると「処理する価値がない」と判断して、思考を停止します。
たくさん書いてあるのに読まれないサイトは、この罠にはまっています。
設計視点で考える
⭕ 行動経済学に基づいた「設計」をする
問い合わせが来るサイトには、共通する設計原則があります。
それは、訪問者の心理に沿って情報を配置し、自然に行動へと導く設計です。
Web設計の4つの領域
効果的なWebサイトには、4つの設計領域があります。
- 読ませる設計 - まず注目を集め、続きを読ませる
- 信じさせる設計 - 信頼を構築し、疑いを解消する
- 選ばせる設計 - 迷わせずに選択を導く
- 行動させる設計 - 摩擦を取り除き、行動を完了させる
この4つのどこかでつまずいていれば、問い合わせには繋がりません。
具体例で考える
個人コーチの場合
「経験豊富なコーチです」と書いても、読まれません。
「3ヶ月後、週末起業で月10万円を達成した人が続出」とファーストビューで見せれば、「自分にも関係がある」と思わせられます。
中小企業の場合
「高品質な製品を提供」では、何も伝わりません。
「このサイトを見ている方へ。まずは無料で課題診断しませんか?」と呼びかければ、次の行動が明確になります。
オンラインコースの場合
「体系的に学べるカリキュラム」では、スクロールすらされません。
「まずは無料動画で、3つの落とし穴を確認してください」と導線を示せば、行動が生まれます。
どの例も、情報を増やしたわけではありません。
「設計」を変えただけです。
全体像を知ることが第一歩
この記事では、アクセスがあるのに問い合わせが来ない構造的な原因をお伝えしました。
しかし、これはWeb設計という大きな枠組みの一部にすぎません。
なぜ人はクリックするのか。
なぜ離脱するのか。
どう設計すれば行動してもらえるのか。
無料コース「人はなぜクリックするのか」では、この全体像を詳しく解説しています。
サイトへの集客は足りているのに成果が出ない。
そんな状況を変えるための第一歩として、ぜひご活用ください。
