なぜ訪問者はスクロールせずに離脱するのか
「ページを開いた瞬間に閉じられている」
「スクロール率を見ると、ほとんど読まれていない」
「ファーストビューに何を置けばいいかわからない」
こんな状況に悩んでいませんか。
訪問者の70%以上が、ファーストビューだけで「読むか読まないか」を決めていると言われています。
この最初の画面が、すべてを決めているのです。
問題は「情報不足」ではなく「要素の欠如」にある
結論から言います。
効果的なファーストビューには、3つの必須要素があります。
「誰のためのページか」「どんな問題を解決するか」「なぜ続きを読むべきか」
この3つが揃っていなければ、どんなにデザインを工夫しても離脱は防げません。
離脱を防ぐ3つの要素
要素1:ターゲットの明示
最初に答えるべき問いは「これは自分に関係があるか」です。
訪問者は、自分に関係のない情報を読む義務はありません。
ページを開いた瞬間に「自分のことだ」と思わせなければ、離脱されます。
効果的な方法
ターゲットを具体的に描写する言葉を、最も目立つ位置に置きます。
「〇〇で悩んでいる方へ」「〇〇なあなたに」
抽象的な言葉ではなく、読者が「私のことだ」と感じる具体性が必要です。
よくある失敗
「すべての方へ」「皆様のために」
誰にでも当てはまる言葉は、誰にも刺さりません。
ターゲットを絞ることで、逆に反応率は上がります。
要素2:課題への共感
2つ目に答えるべき問いは「この人は私の課題を理解しているか」です。
訪問者は、解決策を探しに来ています。
しかし、いきなり解決策を提示されても、信頼されません。
まず「あなたの課題を理解しています」と示す必要があります。
効果的な方法
読者が抱えている課題を、彼らの言葉で言語化します。
「〇〇しているのに、△△にならない」
「□□が続いて、正直つらくなっていませんか」
自分の状況を言い当てられると、「この人はわかっている」という信頼が生まれます。
よくある失敗
「当社は〇〇を提供しています」
自社の紹介から始まるページは、読者の課題を無視しています。
読者は、あなたの会社に興味があるのではなく、自分の課題解決に興味があるのです。
要素3:続きを読む理由
3つ目に答えるべき問いは「なぜスクロールすべきか」です。
ターゲットに刺さり、課題に共感しても、次のアクションが不明確だと動きません。
「このページを読むと何がわかるのか」を明示する必要があります。
効果的な方法
読み進めることで得られるベネフィットを、具体的に提示します。
「この記事では、その原因と解決策を3分で解説します」
「スクロールすると、〇〇を実現した事例を見ることができます」
次に何があるかを示すことで、スクロールへの動機が生まれます。
よくある失敗
次のセクションへの導線がない。
「読ませたい」という意図はあっても、読者がそれを知る手段がありません。
明示的に「続きを読む理由」を提示する必要があります。
よくある誤解
❌ 「美しい画像を置けば目を引く」
美しい画像は注目を集めますが、3つの要素の代わりにはなりません。
画像に注目した後、「自分に関係があるか」を判断する言葉がなければ離脱されます。
画像とコピーはセットで機能します。
❌ 「会社の信頼性を最初に示すべき」
信頼性は重要ですが、順番が違います。
まず「自分に関係がある」と思わせ、次に「この人は信頼できる」と示します。
関係性が確立する前に信頼を主張しても、響きません。
❌ 「情報を詰め込めば伝わる」
ファーストビューに情報を詰め込むと、何も伝わりません。
3つの要素に絞り、シンプルに伝えることで、明確なメッセージになります。
設計視点で考える
⭕ 3つの要素をバランスよく配置する
ファーストビューは、3つの要素をすべて含む必要があります。
具体例で考える
個人コーチの場合
- ターゲット:「営業が苦手で、クロージングに自信がない方へ」
- 課題共感:「良い提案をしているはずなのに、なぜか決まらない」
- 読む理由:「90日で変わる、成約率アップの設計を公開しています」
中小企業の場合
- ターゲット:「製造現場の納期管理に悩む担当者へ」
- 課題共感:「急な変更で、いつも残業が発生していませんか」
- 読む理由:「納期遅延ゼロを実現した企業の事例を紹介します」
オンラインコースの場合
- ターゲット:「発信を続けても売上が増えないと感じている方へ」
- 課題共感:「フォロワーは増えた。でも、収益には繋がらない」
- 読む理由:「その構造的な原因と解決策を、このコースで学べます」
視覚的な優先順位
3つの要素すべてが等しく目立つ必要はありません。
最も重要なのは「ターゲットの明示」です。
「自分に関係がある」と思わせることができれば、続きの2つは読まれます。
ターゲットを示す言葉を最も目立つ位置に置き、課題共感と読む理由をサブ要素として配置します。
全体像を知ることが第一歩
この記事では、ファーストビューで離脱を防ぐ3つの要素をお伝えしました。
しかし、これはLP設計の入り口にすぎません。
ファーストビューを通過した後、どう読ませ続けるか。
どこに何を配置すべきか。
「読まれるLP構成を作る」コースでは、この全体像を詳しく解説しています。
ファーストビューで離脱されてしまう。
そんな状況を変えるための第一歩として、ぜひご活用ください。
