コンテンツ作成に追われる日々
「ブログも書かなきゃ」
「SNSも更新しなきゃ」
「YouTubeもやった方がいいのかな」
各媒体で別々のコンテンツを作っていると、時間がいくらあっても足りません。
発信を頑張ろうとするほど、作業量が増えて疲弊していく。
こんな状況に心当たりはありませんか。
しかし、この問題には解決策があります。
問題は「発信量」ではなく「発信の効率」にある
結論から言います。
コンテンツ作成に追われる原因は、発信量の多さではありません。
「1つのコンテンツを使い回す設計」ができていないからです。
1つの核となるコンテンツから、複数の派生コンテンツを作る。
この考え方を「リパーポス」と呼びます。
リパーポスを設計すれば、労力を抑えながら発信量を増やせます。
なぜ「各媒体で別コンテンツ」は非効率なのか
ここには、コンテンツ制作の構造的な問題があります。
コンテンツ作成の本当のコスト
1本のブログ記事を書くのに、どれくらいの時間がかかりますか。
ネタ探し、構成作成、執筆、編集。
おそらく2〜4時間はかかるでしょう。
同じように、SNS投稿、YouTube動画、メルマガ。
それぞれゼロから作っていたら、時間がいくらあっても足りません。
「核」を作れば派生は簡単
しかし、考えてみてください。
ブログ記事を1本書いたら、その中には複数の「ネタ」が含まれています。
1つの主張、3つの根拠、2つの具体例。
これらを分解すれば、SNS投稿が5〜10本作れます。
ブログ記事を読み上げれば、ポッドキャストになります。
要点をスライドにすれば、YouTube動画になります。
「核」さえあれば、派生コンテンツは簡単に作れるのです。
同じメッセージを複数チャネルで
「同じ内容を何度も出していいのか」と心配する人がいます。
しかし、各媒体を見ている人は、それぞれ異なります。
Twitterを見ている人と、YouTubeを見ている人は、別の人です。
同じメッセージを複数のチャネルで発信することで、より多くの人に届きます。
よくある誤解
❌ 「同じ内容を使い回すのは手抜きだ」
むしろ、プロほどリパーポスを活用しています。
書籍の内容をブログに、ブログの内容をSNSに、SNSの内容を動画に。
一貫したメッセージを、様々な形で届けることは、手抜きではなく戦略です。
❌ 「各媒体に合わせたオリジナルが必要」
媒体に合わせた「調整」は必要です。
しかし、「全く新しい内容」を作る必要はありません。
同じ核を、媒体に合わせた形式で届ければいいのです。
❌ 「そんなに発信する必要があるのか」
発信量と認知は比例します。
しかし、発信量を増やすために疲弊しては意味がありません。
リパーポスは、無理なく発信量を増やすための方法です。
設計視点で考える
⭕ 「コンテンツピラミッド」を設計する
1つの核から複数の派生を作る「コンテンツピラミッド」を設計しましょう。
コンテンツピラミッドの構造
頂点: ピラーコンテンツ(柱)
最も労力をかけて作る、核となるコンテンツです。
ブログ記事、YouTube動画、ポッドキャストエピソードなど。
ここに最も時間と労力を投資します。
中間: ミドルコンテンツ
ピラーコンテンツを分解・変換したものです。
ブログ記事からメルマガ、YouTubeからショート動画など。
比較的少ない労力で作れます。
底辺: マイクロコンテンツ
最小単位のコンテンツです。
SNS投稿、引用画像、短いテキストなど。
ピラーコンテンツから大量に生成できます。
具体的なリパーポスの流れ
ステップ1: ブログ記事を1本書く(ピラー)
2000〜3000文字の記事を、週に1本作成します。
ステップ2: 記事からSNS投稿を5本作る(マイクロ)
- 記事の要点を140字にまとめる
- 具体例を1つピックアップして投稿
- 引用部分を画像にして投稿
- 記事の問いかけ部分だけを投稿
- 記事へのリンクと導入文
ステップ3: 記事をメルマガにする(ミドル)
記事の内容を、メルマガ用に書き換えます。
より個人的な語り口で、購読者に向けて再構成します。
ステップ4: 記事を音声にする(ミドル)
記事を読み上げて、ポッドキャストにします。
追加のコメントや裏話を加えると、さらに価値が増します。
具体例で考える
個人コーチの場合
毎週1本、専門分野のブログ記事を書く。
その記事から、Twitter投稿5本、Instagram投稿2本、メルマガ1本を作成。
月4本のブログ記事から、月30本以上のコンテンツが生まれる。
中小企業の場合
月1本、詳しい技術解説記事を書く。
その記事から、LinkedIn投稿4本、お客様向けメール1本、社内報1本を作成。
1つの労力で、複数のチャネルをカバーできる。
オンラインコースの場合
週1本、コースのエッセンスをYouTube動画にする。
その動画から、ショート動画3本、音声抜き出しでPodcast、文字起こしでブログ記事。
1つの収録から、4つの媒体に展開できる。
全体像を知ることが第一歩
この記事では、リパーポスの考え方と具体的な方法をお伝えしました。
しかし、これは「認知獲得設計」という大きな枠組みの一部にすぎません。
どんなコンテンツを核にすべきか。
どの順番で派生させるのが効果的か。
コース「オーディエンスを築く」では、この全体像を詳しく解説しています。
コンテンツ作成に追われて疲弊している。
そんな状況を変えるための第一歩として、ぜひご活用ください。
