紹介をお願いするのが苦手
「紹介してくださいと言うのが、どうも苦手」
「押し付けがましく思われそうで、言い出せない」
「お願いしなくても、自然に紹介される状態を作りたい」
こんな思いはありませんか。
紹介をお願いするのは、確かに気が引けることがあります。
でも、紹介は「お願い」しなくても起きるようにできます。
問題は「紹介=お願い」という発想
結論から言います。
紹介が起きない原因は、お願いが足りないからではありません。
「話したくなる要素」が設計されていないからです。
人が自然と話題にしたくなるものは、お願いしなくても広がります。
話題性を設計することで、紹介は自然に起きるようになります。
なぜ人は「話題」にするのか
Social Currency(社会的通貨)
人は、自分を良く見せる情報を共有したがります。
「こんな面白いものを見つけた」
「こんな珍しい体験をした」
「こんな役立つ情報を知っている」
共有することで、自分の評価が上がる。
これを「Social Currency(社会的通貨)」と呼びます。
話題性とは、このSocial Currencyを生む要素です。
会話のネタになる
人は、日常の会話で話すネタを探しています。
「そういえば最近...」と話し始められる材料を求めています。
話題にしやすいものは、自然と広がります。
自己表現の手段
人は、好きなもの、使っているものを通じて、自分を表現します。
「私は〇〇を使っている人」
このアイデンティティが、自然な形で口コミを生みます。
話題性を生む5つの要素
要素1: 驚き・意外性
「えっ、そうなの?」と思わせる要素は、話題になります。
常識を覆す事実、意外な使い方、予想外のサービス。
驚きは、人に伝えたくなる感情を生みます。
設計のヒント
- 業界の常識を覆す視点を打ち出す
- 「実は...」という意外な事実を伝える
- 予想を超えるサービスを提供する
要素2: 実用的な豆知識
「これ、知っておくと便利だよ」という情報は共有されます。
役に立つ知識を持っていると、人は誰かに教えたくなります。
あなたの商品やサービスに関連する「教えたくなる豆知識」を用意しましょう。
設計のヒント
- 業界の裏話、プロだけが知るコツを発信する
- 「〇〇を選ぶ時の3つのポイント」など、実用的な情報を提供する
- 「知っていると得する」情報を定期的に発信する
要素3: ストーリー
情報そのものより、ストーリーの中に埋め込まれた情報は広がります。
「こんなことがあってね」と話す中で、自然に商品やサービスが登場する。
語られるストーリーを設計しましょう。
設計のヒント
- 創業ストーリーを魅力的に語る
- 顧客の成功事例をストーリー化する
- 「なぜこの商品を作ったか」のストーリーを伝える
要素4: 視覚的なインパクト
「映える」「写真に撮りたくなる」要素は、SNSで拡散されます。
見た目のインパクトは、話題性の強力な要素です。
設計のヒント
- パッケージデザインにこだわる
- フォトジェニックな体験を設計する
- SNSでシェアしたくなるビジュアルを用意する
要素5: 限定性・希少性
「ここでしか手に入らない」「今だけ」という要素は話題になります。
希少なものを知っている、持っていることは、Social Currencyになります。
設計のヒント
- 限定版、シーズン限定を用意する
- 「会員だけ」「紹介者だけ」の特典を設ける
- 「今だけ」のキャンペーンを行う
よくある誤解
❌ 「話題性は大企業のもの」
話題性は、予算の問題ではありません。
小さな驚き、ちょっとした工夫でも、話題性は生まれます。
むしろ、個人や小規模事業者の方が、個性を出しやすいこともあります。
❌ 「バズを狙わないといけない」
大規模なバズを狙う必要はありません。
身近な人に「そういえばさ」と話題にしてもらえれば十分です。
小さな話題性の積み重ねが、紹介を生みます。
❌ 「商品が良ければ話題になる」
商品の質は前提ですが、それだけでは話題になりません。
話題になる「きっかけ」「要素」を意図的に設計する必要があります。
設計視点で考える
⭕ 「話したくなる要素」を商品・サービスに組み込む
話題性は、後から付け加えるものではなく、最初から設計するものです。
話題性を組み込む3つの方法
1. 商品・サービス自体に組み込む
商品やサービスそのものに、話題になる要素を入れます。
- ユニークなネーミング
- 予想外の機能や特典
- こだわりのストーリー
2. 体験に組み込む
購入や利用の体験に、話題になる要素を入れます。
- 開封時のサプライズ
- 予想を超えるサービス
- 記憶に残る対応
3. 発信内容に組み込む
日々の発信内容に、話題になる要素を入れます。
- 「へー」と思わせる業界の裏話
- 役立つ豆知識
- 共感を呼ぶエピソード
具体例で考える
個人コーチの場合
- 驚き: 業界の常識を覆す視点のコンテンツを発信
- ストーリー: クライアントの劇的な変化を(許可を得て)紹介
- 実用: セッションで使うフレームワークを一部公開し、「教えたくなる」情報に
中小企業の場合
- 限定性: 「先着〇社限定」の特別プラン
- 実用: 業界のプロだけが知るノウハウをブログで発信
- 驚き: 納品時に予想外のおまけを付ける
オンラインコースの場合
- 視覚: シェアしたくなる修了証・バッジをデザイン
- ストーリー: 受講生のビフォーアフターを紹介
- 実用: コースの内容を一部公開し、「これ役立つよ」と言える情報に
全体像を知ることが第一歩
この記事では、お願いせずに紹介を増やす「話題性」の作り方をお伝えしました。
しかし、これは「口コミ設計」という大きな枠組みの一部にすぎません。
話題性をどう設計し、紹介プログラムとどう組み合わせるか。
口コミで広がり続ける仕組みの作り方。
コース「お願いせずに紹介を増やす」では、この全体像を詳しく解説しています。
紹介をお願いするのが苦手、自然に広がる状態を作りたい。
そんな課題を解決するための第一歩として、ぜひご活用ください。
